FXの税金は確定申告で戻るのか
FXでは儲けが発生したときに確定申告をしないと、脱税や申告漏れなどに該当するので、確定申告しなければなりません。
そもそも事業を行っている場合の確定申告とは違い、儲けが発生した場合はおよそ20％ほどの税金が課せられることが決まっているものです。
そもそもFXで得た利益にはおよそ20％～の税金がかかり、口座の種類によっては入金になる時点で差し引かれていることがあるもので、確定申告によって経費なども申告すると場合によっては税金が戻る可能性があるといえます。
言い換えれば、FXによる利益に対しては申告が必要で、それをしないでいれば仮に税金が還付されるとしてもその手続きをしていない状態になってしまうので、正しい税額を知る、または取り戻すとしても確定申告をした方が良いということになります。
よく、確定申告をした方が税金がなくなると考える人がいますが、決してそういうわけではなく、公平に判断されるという意味になります。
確定申告で税金が還付されるケースとは？
確定申告をすることで還付金が発生するケースというのは、所得が少ない方、講演料や原稿料収入がある方で源泉徴収を受けている方、そのほかでは株式などの配当所得がある方が挙げられます。
どちらの場合もケースバイケースなところがありますが、所得の金額によって税金の率が決まっているため、1年間の所得の金額に対する還付金が発生することがあります。
還付金は、源泉徴収によって先払いした税金の金額と、実際の所得の金額との差額なので、多少面倒な印象を受けても確定申告をした方が良く、還付金が少額でも10万円以上になるとしても取り戻せることに変わりありません。
還付金は自分が正確に確定申告した証拠にもなるため、むしろ好意的に確定申告に取り組んだ方が良いと考えることもできます。
一定の条件を超えれば税金を支払わなければならないので、その点では注意が必要です。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。
