アルバイトでも確定申告が必要でしょうか?
学生でアルバイトしている人やフリーターの人などは、確定申告をしなくても良いと思っている人が多くいますし、確定申告の方法が分からないという人も多くいると思われます。
しかしアルバイトをしている人は、給料から税金を前払いしている形になっていますので、確定申告を行うことで還付を受けられる可能性もあるのです。
サラリーマンなどの会社員は会社で年末調整が行われていますので、特に確定申告を行う必要がありませんが、所得税を給料から引かれているアルバイトの中には年末調整が行われていない事があります。
アルバイトで所得税が引かれている時は、源泉徴収書を発行してもらうことで、確定申告を行うことができます。
発行してもらった源泉徴収書に、支払額が103万円以下であれば、給与所得控除の65万円を差し引くことで、所得額が38万円以下になり、納税義務が発生しないので還付を受けることが可能となるのです。
こうしてアルバイトの人でも確定申告を行うことで還付を受けることができますが、申告する時は源泉徴収書と振り込んでもらう口座や印鑑、必要書類を揃えてから税務署に申告してみましょう。
アルバイトの人が確定申告を行う時に必要な書類
アルバイトの人が確定申告を行う時に必要となる書類は、確定申告書Aという書類だけです。
この確定申告書Aは、全部で6枚ありますが、アルバイトの人が記入する部分はごく僅かですので、分かりやすいと思われます。
記入方法が分からない時は、税務署の職員に相談することや、相談コーナーが設けられていることもありますので、こうしたものを利用するのも良く、その場で記入して提出できるからです。
そして確定申告書Aに記入できたら、印鑑を押して源泉徴収書と一緒に提出するのですが、受理されてから1カ月位で口座に入金されます。
還付を受ける金額が数千円と少ないこともありますが、アルバイトの人にとっては大きな金額ですので、確定申告を行ってみましょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。