確定申告の制度を知っておきましょう!
確定申告における最大の注意点は、「自分が行うべき対象か?」を把握することから始まります。
会社員として働く人の中には、「自分は会社勤めだから関係がない!」と思ってしまう方々もいるようですが、実際は「2か所以上からの給与」や「20万円以上の副収入」を得ていれば絶対に申告する必要のある制度なのです。
近年では在宅ワークやアフィリエイト収入で生計を立てている皆さんも、確定申告の対象となりますので、まずは「自分が申告すべき対象なのか?」というポイントを把握するようにしてください。
※※※2019年度の申告期限は、「2020年4月16日(木)」まで延長されてます※※※
神戸で確定申告相談する時
神戸で確定申告をする人の中には、確定申告に必要となる書類の書き方や提出の仕方、それに納付の方法などが分からないという人がいるでしょう。
こうした人は税務署に相談する方法があり、神戸市に住んでいる人は、
・神戸税務署
・須磨税務署
・長田税務署
・灘税務署
・兵庫税務署
・明石税務署
に行って、相談窓口で相談すると良いでしょう。
平日に相談に行けない人もいると思われますが、こうした人は一部の税務署では確定申告の相談や申告書の受付を日曜日にしていますし、電話相談もありますので利用すると便利です。
それと国税庁では国税に関わる相談について、国税局ごとに設置している電話相談も行っており、神戸税務署にお掛けになった電話は、自動音声で案内してくれます。
だから神戸税務署に確定申告のことでお電話する人は、要件に応じて番号を選択してください。
ただ、お役職仕事なので丁寧に申告の方法を教えてくれませんし、結局は自分で申告書を作成しなければなりません。
従って、きちんと手間をかけずに申告したい場合は神戸にある税理士事務所に申告代行を依頼すると安心ですよ。
サラリーマンでも確定申告できる
確定申告する人は、自営業を行っている人や会社の社長などですが、会社に勤めているサラリーマンも確定申告できるのをご存知でしょうか。
2014年2月の申告から適用・改正された「特定支出控除」を利用すると、サラリーマンの必需品とも言えるスーツや仕事に使う書籍を必要経費として控除してもらうことができます。
必要経費として認められる対象としては、得意先への接待やお歳暮やお中元などの贈答品も含まれますので、領収書などはきちんと管理しておくべきと言えるでしょう。
■ 病気の人は医療費控除もチェック!
家族みんなの医療費が対象となる医療費控除は、所得によって控除対象の異なる存在です。
所得200万円未満の人は、
医療費の支払い総額から「所得×5%」を引いた金額が医療費控除の対象
となります。
これに対して所得が200万円以上の皆さんは、「医療費支払い金額-10万円」が医療費控除の対象となりますので、収入によって計算式が異なることを覚えておくべきと言えるでしょう。
マイホームを購入したときなどに一定の要件を満たせば、住宅ローンの控除を受けることができます。
住宅ローンを借入している場合や住宅借入金等特別控除を受ける人は、確定申告で控除してもらえる可能性がありますので、税務署や税理士に相談してみると良いでしょう。
また退職金で確定申告をすることで払い過ぎている所得税が戻ってくることも有り、退職所得に関する申告書を提出していない人は、確定申告したほうが良いのです。
何もしなければ、戻ってくるはずの税金も戻ってきませんので、手続きをするようにしましょう。
確定申告の不明点は税理士に相談を!
確定申告を行う際の注意点についてわからないことがある場合は、税理士に相談をするようにしてください。
確定申告のサポートを税理士にしてもらうと、自分では見逃していた控除などを教えてもらうこともできます。
また効率の良い申告方法なども指導してもらえますので、初めての確定申告に不安のある皆さんは、信頼できる税理士を探すことから準備を始めてみても良いでしょう。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。