自宅で仕事をしている人の経費は?
最近はインターネットを利用して自宅に居ながら仕事を行っている人もいます。
SOHOとも呼ばれる仕事ですが、小さな子供がいて働けないという子育て中の主婦の方や、介護をしながらでも仕事をする事が出来るので、SOHOとして仕事をしている人はけっこういます。
また、フリーランスで仕事を受けているWEBデザイナーやイラストレーターの方等も自宅で仕事をしています。
そういった方の多くは、自分で確定申告をする必要があります。
自分で確定申告をするという事は、きちんと領収書を置いておいて、仕事で使用したものに関しては経費として計算しなければ、多く税金を払い過ぎてしまう可能性があるという事です。
経費をきちんと計算して納税する事で、正しい納税が行えるのです。
自宅で仕事をしている人は電気代も経費?
自宅で仕事をしている、しかもパソコンを使用して仕事をしているとなると、必ず電気代というものがかかってきます。
自宅でパソコンを使って仕事をしている、そのパソコンを動かす為には電気が必要、パソコンにかかる電気は仕事をしていく上で必要なものとなり、経費と認められるのです。
しかし、電力会社から自宅に来る請求書の全てが経費となるわけではありません。
自宅は仕事をする以外にも、日常生活をするわけですから、その部分でも電気を消費しており、請求される電気代は全てを含めた額だからです。
そこで、仕事で使用した割合の計算する必要があります。
1日8時間程自宅で仕事をしているというのであれば、電気代の3分の1は仕事で使用したと言えます。
そして、週に1~2日程度の休みを取ると考えると、28~30%くらいは必要経費と言えるでしょう。
そのようにして、割合で考えて必要経費を計算します。
ネットを使って仕事をするのであれば、電気代と同じようにプロバイダー料金も経費と認められる部分があります。
こちらも全額が認められる事はありませんが、仕事の為に調べ物をした場合やオンラインで打ち合わせや納品をしている場合は、どのくらいの割合で仕事に使用しているのかを考えて、経費として申告する事が可能です。
この記事の監修者
税理士 佐藤 修(サトウ オサム)
社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士
経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門
お役立ちコラムの運用を行う。